Webマーケティングは、サイトへの訪問者数を増やし、商品やサービスを購入してもらうのが最終目標となります。そのためには、自社の商品やサービスを知ってもらう必要があり、どうしたら購入してもらえるかを考えなくてはなりません。
この記事では、そんなWebマーケティングの始め方についてお話していきます。
また、Webマーケティングを行う上で必要なマーケティングの手法、サイト分析に使えるツールや、Webマーケティングを学習できる本なども紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
Webマーケティングとは?簡単に解説
Webマーケティングについて、下記の順で説明していきます。
上記を一つずつ解説していきますので、参考にしてみてください。
Webマーケティングの仕事内容
Webマーケティングの仕事をかんたんに説明すると、「インターネット上で物が売れる仕組みを作る」のが主な業務内容です。
「マーケティング」とは、「より多くの商品・サービスを売るための活動」で、WebマーケティングはSEOや広告運用、SNSやメルマガなどの様々なコンテンツを使用して、マーケティングを行います。
ほかにも、市場調査やライバルサイトのリサーチ、広報活動なども仕事に含まれるので、Webマーケティングの活動の幅は広いです。
例えばですが、Twitterを使いフォロワーを集めて自分の商品を売るという一連の流れも顧客を集客し販売促進に繋げているのでWebマーケティングになります。
要するにWebマーケティングとは、サイトやSNSなどWeb上にある商売の集客力・販売力をアップさせる目的のことであります。
Webマーケティングは何ができる?
Webマーケティングの最終目標は、「CV(コンバージョン)」すなわち成果を上げるのが目的となります。CVには下記のようなものがあるので、ご覧ください。
- 商品やサービスの購入
- 会員登録・メルマガ登録
- 請求やお問い合わせなどの商談成立
- 試供品や無料体験版のお申込み
上記の項目を達成するために、商品やサービスの認知度向上や、ユーザーの行動分析やデータ収集などを行います。
さらに、一度獲得したユーザーにリピーターになってもらうために接客を行ったり、リアルなイベントや実店舗への誘導を行うのも、Webマーケティングの仕事です。
Webマーケティングの重要性
Webマーケティングは、ビジネスを成功させるための施策として、とても重要視されています。現代では、インターネットが普及し、ネット上で商品を購入するのが当たり前の時代になっているからです。
インターネット上でショッピングをする人の割合を示した、総務省のデータがあるのでご覧ください。
上記を見てもわかるように、全体の7割以上の方がネットショッピングを利用しています。こういった現状に加え、コロナ禍の影響でネット上で商品やサービスを購入する人がさらに増えました。
こういったユーザーを獲得するために、ネット上で物を売る仕組みを熟知している、「Webマーケター」の需要は高まっています。
Webマーケティングの歴史
次は、Webマーケティングの歴史を見ていきましょう。Webマーケティングはまだ新しいジャンルですが、時代の変化とともに移り変わってきた様子をご紹介します。
Webマーケティング創世記(1994年~1999年)
日本でインターネットが普及し始めたのが、1994年頃です。当時は、Yahoo!Japanやgooなどがインターネットサービスを提供していましたが、「ディレクトリ型の検索エンジン(Webサイトをジャンルごとに分けた検索サイトのこと)」が使用されていました。
なので、当時のSEO対策と言えばサイト名の頭に「@」などの記号を付ける程度で、リスティング広告やバナー広告などでWebサイトへの誘導を行っていました。
ロボット型検索エンジン台頭期(2000年~2002年)
1998年に、Googleが「ロボット型検索エンジン」を発表しました。ロボット型検索エンジンは、クローラーと呼ばれるロボットが世界中のサイトを巡回して登録していき、検索をかけると該当サイトを探し検索結果を表示させるものです。
2000年には日本語での検索サービスが始まり、検索結果の上位に表示させるためのSEO対策がWebマーケティングの手法として本格化しました。ただ、大量の外部リンクを貼ったりサイトの内容とは関係のないキーワードをメタタグに埋め込むなど、ユーザー目線では行われてはいませんでした。
ブログ・SNS繁栄期(2003年~2009年)
2000年代中期から2000年代後期になると、芸能人や有名人じゃなくても、特定の知識や特技を持つ個人のブログがアクセス数を集めるようになりました。さらに、TwitterやFacebookなどのSNSが登場し、誰でも情報発信ができる時代となったのです。
当時のWebマーケティングでは、意図的にバズる仕組みを作る「バイラルマーケティング」などがありました。広告の分野では、リスティング広告やアフィリエイト広告などが活用され始めた時代です。
コンテンツマーケティング期(2010年~現在)
2010年代にはいると、読者の悩みを解決するオウンドメディアが流行り始めました。ただ、成果が出るまでに時間がかかり、更新も滞るなどの問題もあります。
そのため、Webマーケターの需要が高まり、Webマーケティングのための分析ツールが開発されるようになりました。
Webマーケティングに資格は必要?
Webマーケティングは、資格がなくても行える仕事です。ただ、Webマーケティングを深く学習したい方には資格の取得はおすすめで、資格を持っていると転職の際などに優遇される場合もあります。
Webマーケティングに関する資格を紹介しますので、下記の表をご覧ください。
資格名 | 受講費 | 概要 |
IMA検定 (スタンダードコース・プロフェッショナルコース) | スタンダードコース:1万8,000円(受講料・税込) プロフェッショナルコース2万5,000円(受講料・税込) | Webマーケティングの知識やスキルを習得するための資格。講義から受験、合格後のサポートなども行ってもらえる |
ウェブ解析士 (ウェブ解析士・上級ウェブ解析士・ウェブ解析士マスター) | ウェブ解析士:1万7,280円(税込・認定費用含む) 上級ウェブ解析士:8万6,400円(受講料・税込) ウェブ解析士マスター:32万4,000円(受講料・税込) | Webマーケティングの知識やスキルを認定する資格で、3つのランクがあるのが特徴。 ウェブ解析士は、アクセス解析をベースにしたウェブ解析スキルの習得。 上級ウェブ解析士は、ペルソナ設定から問題解決のための立案などを行う。 ウェブ解析士マスターはウェブ解析士を指導できる資格。 |
日本マーケティング検定(3級) | 6,480 円(税込) | Webマーケティングだけでなく、マーケティング全般の知識が問われる試験。 |
Webマーケティングの知識やスキルを習得したいなら、IMA検定やウェブ解析士の資格がおすすめです。マーケティング全般の知識を身に付けたいのであれば、日本マーケティング検定がおすすめとなります。
Webマーケティングとデジタルマーケティングの違い
Webマーケティングは、デジタルマーケティングの一部です。デジタルマーケティングには、メールマーケや1to1マーケなどの手段があります。Webマーケティングも、デジタルマーケティングの手段の一つです。
2つの言葉は混同されがちですが、意味合いは異なりますので注意してください。
Webマーケティングスクールに通うべき?
結論からいうと、Webマーケティングスクールに通う方が確実にスキルを身につく事はできます。
スクールを受講して意味がないと感じる人もいますが、実際にWEBマーケター転職に成功した・マーケターとして成長を実感したという人の方が圧倒的に多いのが事実です。
おすすめのWebマーケティングスクールは下記をご覧ください。
▼ おすすめWebマーケティングスクールBEST3 ▼
スクール名 | |||
金額(税込) | 440,000円〜 | 330,000円〜 | 176,000円〜 |
タイプ | 未経験から3ヶ月でWEBマーケターを目指せる実践型スクール | 現役のプロマーケターが直接指導してくれてオンラインも通学もOK | 転職成功率98%で転職できなければ返金有 |
評価 | |||
タイトル | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
Webマーケティングに成功する会社が業績を伸ばすともいわれるほど、影響力が大きいWebマーケティングは年々ニーズが高まっており、スクールも増えていっています。
スクールでは現役マーケターの講師が多くWeb業界の情報、今通用するスキルや知識を直接指導して教えてくれます。Webマーケティングを独学で学ぶのに個人で限界を感じる、マーケターになれる具体的なイメージが湧かない人はスクールに通うのも1つの選択肢として考えてください。
Webマーケティングとして準備すべきこと
Webマーケティングを行うには、マーケティングの全体像を見る必要があります。全体像を見るためには、必要となる基礎知識が必要なので、これから話す内容を理解してしっかり準備しましょう。
Webマーケティングに必要な基礎知識
Webマーケティングに必要な基礎知識を紹介します。Webに限らず、マーケティング全般に共通する考え方なので、しっかり理解しておきましょう。
4P
4Pは、Webマーケティングの4つの構成要素の頭文字を取ったものです。4つの構成要素は、次のようになっています。
- Product:製品
- Price:価格
- Promotion:販売促進活動、プロモーション
- Place:流通、販売経路
Webマーケティングは、上記の要素を意識して、自社の商品やサービスを購入したいと思ってもらう必要があります。上記の要素に一つでも問題があると、修復作業に膨大な時間がかかるケースもあります。
なので、Webマーケティングの全体像を把握し、自分が今どの段階の作業を行っているか、しっかり理解しておきましょう。
PDCAサイクル
4Pに加えて、WebマーケティングではPDCAサイクルを理解する必要があります。PDCAサイクルも、下記の4つの構成要素の頭文字を取ったものです。
- Plan:計画
- Do:実行
- Check:検証
- Act:改善
PDCAサイクルは、施策の計画を立てて実行し、問題点の検証と改善を行うものです。また、改善を行ったら終わりではなく、PDCAを繰り返すのがWebマーケティングの基本となります。
PDCAサイクルを意識しないと必ず迷走するので、そういった事態を避けるためにも、PDCAサイクルを意識するようにしましょう。
Webマーケティングの始め方!最初に何から始めるべきか解説
Webマーケティングの始め方について、下記の順で説明していきます。
- STEP.1 目標を設定する
- STEP.2 ターゲットを明確にする
- STEP.3 最終目標までの購買プロセスを決めKPIを設定する
- STEP.4 データ分析を行う
- STEP.5 まずは問題点を見つける
- STEP.6 改善策を考え検証する
上記を一つずつ解説していきますので、参考にしてみてください。
STEP.1 目標を設定する
Webマーケティングを行うには、まずは目標を設定しましょう。
目標が決まるとやるべきことが明確になり、迷いにくくなるからです。
最終目標が「商品やサービスを購入してほしい」と「商品やサービスを知ってもらいたい」では、マーケティングのやり方は全く異なります。なので、まずは目標を設定しましょう。
STEP.2 ターゲットを明確にする
次は、自社の商品やサービスを売り込むターゲットを明確にします。ターゲットが明確になれば需要と供給が成り立ち、ユーザーが求めているものを提供できやすくなります。なので、自社の商品やサービスをどんな人や企業に提供するかや、どんな場面で使用してもらいたいのかなどを、イメージしなくてはなりません。
ターゲットを明確にするには、以下の3つのステップ通りにすると行いやすくなります。
- STEP1. セグメント
ユーザーをジャンルごとに分ける手法。年齢・性別・趣味やどんなものを購入しているかで、ユーザーを分類する - STEP2. ターゲティング
セグメントによってジャンル分けされたものを、どこで勝負するか決める - STEP3. ポジショニング
ターゲティングで決めたユーザーに対して、どのような価値を提供するか決める
また、ターゲットをさらに細かくイメージした、「ペルソナ設定」もあります。ペルソナ設定は、ユーザーの性別や年齢だけでなく、どんなことに悩んでいてどんなものを欲しているのかなどの、詳細な「デモグラフィック」を作成するものです。
ペルソナ設定を行うと、ユーザーのイメージが鮮明になり、よりピンポイントなアプローチが可能になります。
STEP.3 最終目標までの購買プロセスを決めKPIを設定する
ターゲットが明確になったら、次は最終目標までの購買プロセスを決めていきます。購買プロセスを設定すると、どの段階でどのようなコンテンツを提供すれば良いかが明確になるので、下記の流れを意識しましょう。
- 1.商品やサービスを知ってもらう
まずは、ユーザーに自社の商品やサービスを知ってもらうため、告知や集客を行う - 2.興味を持ってもらう
自社の商品やサービスを使うことで、どんなメリットがあるのかを打ち出し、興味を持ってもらう - 3.確信してもらう
口コミや評判、専門家の意見などを利用して信頼を得る - 4.購入してもらう
商品の購入やサービスへのお申込みをしてもらう
上記の流れが理解できたら、次はKPIを設定していきます。KPIは「重要業績評価指数」を表し、最終目標(KGI)を達成するために必要なプロセスを、具体的な数値や期限などで設定したものです。
例えば、「売り上げ10%アップ」「サイト訪問者数15%増加」など、目標を具体的に数値化します。
STEP.4 データ分析を行う
次は、購買プロセスごとにKPIを達成できているかの分析を行います。データ分析を行うと、どのくらいの人がサイトを訪れたのかや、どの経路から自社サイトにたどり着いたのかがわかります。
データ分析で使用するツールは、Google Analyticsなど無料で利用できるものもあるので、分析にお金をかけたくない人でも安心して利用可能です。
データ分析は、まず現状を把握するために行いましょう。その後問題点を見つけ、どうしてそのような結果となっているかの分析を行うのが重要です。
STEP.5 問題点を見つける
データ分析の次は、問題点を見つけていきましょう。例えば、Webサイトの問題点には次のようなものがあります。
- 商品やサービスが売れない
- 自社の商品やサービスがブランド化できていない・認知度が低い
- アクセス数が伸びない
- お問い合わせが少ない
- どのメディアから自社サイトに来てくれているのかがわからない
商品が売れないと悩んでいるなら、先ほどの4Pで考えると「Price:価格」に問題があるかもしれません。また、商品やサービスの認知度が低いなら「Promotion:販売促進活動、プロモーション」に問題があるケースが多いです。
なので、まずはサイトの問題点を探し、そこから改善策を立てていきます。
STEP.6 改善策を考え検証する
問題点が見つかったら、「こうした方が上手くいくんじゃないか」と改善策を考え、検証を行っていきます。検証後は、問題点が改善されているかを再び分析し、改善されていなかったら再び改善と検証を繰り返していく流れです。
ここまで、6つの段階でWebマーケティングの方法を説明してきましたが、PDCAサイクルも意識しながら取り組んでみてください。
Webマーケティングの手法・種類一覧
Webマーケティングは、大きく分けて「集客」「接客(販売)」「リピーターの獲得」の3つに分けられます。
Webマーケティングの主な枠組みや、それぞれに有効なマーケティング手法をまとめてみましたので、下記の表をご覧ください。
Webマーケティングの主な枠組み
マーケティング手法 | 内容 |
インバウンドマーケティング | 読者の悩みを解決したり、必要としている情報を提供するコンテンツを作成する手法。知識があれば誰でも始められるのがメリット |
アウトバウンドマーケティング | ある一定の見込み客に対して、アウトバウンド(発信)を行い興味を持ってもらう手法。インバウンドマーケティングより手間はかからないが、その場限りの使い捨てになるケースが多い |
マーケティング5.0 | Webツールを使用してユーザーの行動データを分析し、ユーザーの心理を読み的確なアプローチを行う手法。膨大なデータやAIを駆使する |
集客で有効なマーケティング手法
マーケティング手法 | 内容 |
SEO(検索エンジン最適化) | 自社サイトを、検索結果上位に表示させるための施策。検索結果上位にいる記事ほどユーザーの目に留まる機会が多く、収益アップにつながりやすい |
リスティング広告 | 検索連動型広告とも呼ばれる。GoogleやYahoo!で検索すると表示される広告で、ユーザーのニーズと強く関連しているので、効果的なアプローチが可能 |
アフィリエイト広告 | Webサイトやブログを広告塔とする手法。サイト内にリンクを貼ってもらうことで宣伝を行ってもらう代わりに、CVすると広告料を支払う |
アドネットワーク広告 | アドネットワークの管理業者 1社と契約すると、業者と提携している数千・数万のサイトへ広告を表示できる。通常は、企業・個人と個別に契約しなければならないが、アドネットワークを利用すれば一括で広告表示が可能になる |
SNS広告 | TwitterやInstagramなどの、SNSに広告を表示させる手法。利用者数がまだ少ないので、リスティング広告よりも安く広告を出稿できる |
タイアップ広告 | Webサイトやブログと同じような広告を掲載する手法。ユーザーの目的と似た広告を表示できるので、効果的な広告表示ができる |
リターゲティング広告 | あるページで表示した広告を、別のページでも表示させる手法。サイトを訪れてもらうためのきっかけを作ったり、CVできなかったユーザーを追いかけられるなどのメリットがある |
バイラルマーケティング | SNSや口コミを利用して、viral:ウィルス的に広がらせるマーケティング手法。文章よりも、画像や動画が利用されるケースが多い |
接客(販売)で有効なマーケティング手法
マーケティング手法 | 内容 |
チャットボット(Web接客) | コンピューターが、音声やテキストを利用して接客を行ってくれる。ユーザーの行動に合わせて接客を行うことで、行動を促すのも可能 |
LPO(ランディングページ最適化) | ランディングページとは、サイトの訪問者が商品を購入したり、サービスの資料請求などを行うもの。ランディングページを作成すると、より一層の収益アップが期待できる |
EFO | 入力フォームやカートから離脱するユーザーが多いため、ユーザーの離脱を防ぐための施策 |
リピーターの獲得に有効なマーケティング手法
マーケティング手法 | 内容 |
メールマーケティング | 一度商品やサービスを購入してもらった顧客や見込み客に対して、メールやメルマガをでアプローチを行う手法。プレゼントやキャンペーン情報のお知らせにも利用できる |
ソーシャルメディアマーケティング | 独自のコミュニティーがあるSNSを利用して、コミュニティー専用のコンテンツを作る手法。情報を一方的に発信するものではないので、情報が流通する |
それぞれに適したマーケティング手法があるので、しっかり理解して実践してみてください。
Webマーケティングに使えるおすすめのツール4選
Webマーケティングに活用できるおすすめツールを、下記の順で4つ紹介していきます。
- Googleアナリティクス
- Googleサーチコンソール
- Ptengine
- マーケティングオートメーション(MA)ツール
上記を順に詳しく見ていきましょう。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは、Google社から提供されている、最もメジャーな分析ツールです。Googleアカウントがあれば無料で利用できるうえ、分析に必要な機能はほぼ取り揃えられています。
例えば、サイトを訪れたユーザーの年齢や性別、どの検索ワードでサイトを訪れたのかがわかります。また、どのページからどのページに移動したかもわかるので、顧客の行動分析にも利用可能です。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、自社サイトにどれぐらいの人が訪問したのかがわかるツールです。Googleサーチコンソールを利用すると、下記のようなデータがわかります。
- 検索順位
- クリック数
- クリック率
- 表示回数
上位の項目は、サイト内のページ単位で調べられるので、どのページに売り上げがあるかがわかります。逆に、どのページが足を引っ張っているかもわかるので、問題のあるページの改善にもなるのがメリットです。
ちなみに、Googleサーチコンソールは略して「サチコ」とも呼ばれています。
Ptengine
Ptengineは、Ptmind社から提供されているWebマーケティング施策支援ツールです。一行のタグをサイト内に設置するだけで、サイトの分析やABテスト、効果検証からレポート作成などが行えます。
また、自動的にユーザーの行動データを取得できたり、コードを入力しなくても重要指標の計測設定などが可能です。CMで有名になったRIZAPも利用しており、その他多くの企業がPtengineを導入しています。
マーケティングオートメーション(MA)ツール
マーケティングオートメーション(MA)ツールは、マーケティング活動を可視化・自動化してくれるツールです。顧客開拓の際に便利なツールで、リードナーチャリングの管理に利用できます。
リードナーチャリングとは、一人の「見込み客」に対して、段階に応じて必要な情報を提供し、購買まで育成し顧客になってもらうまでを指します。なので、人手不足で見込み客を追いきれない企業に、おすすめのツールとなっています。
Webマーケティングを学ぶのにおすすめ本3選
Webマーケティングを学習するのに最適な本を、下記の順で3冊紹介していきます。
- 沈黙のWebマーケティング Webマーケッター ボーンの逆襲 ディレクターズ・エディション
- 最小の手間で最大の効果を生む! あたらしいWebマーケティングの教科書
- DSP/RTBオーディエンスターゲティング入門
上記を順に詳しく見ていきましょう。
沈黙のWebマーケティング Webマーケッター ボーンの逆襲 ディレクターズ・エディション
沈黙のWebマーケティングは、Webマーケティングの基礎が学べる一冊となっています。ページ数が多くボリュームがありますが、マンガ仕立てでストーリー形式になっているので、すらすらと読めるでしょう。
話の内容は、Webマーケターである「ボーン・片桐」が、経営危機に陥った「オーダー家具 マツオカ」を救済する物語。マツオカのWebサイトの問題点を指摘し、従業員とともにサイト改善に取り組みます。
SEOやSWOT分析のやり方、Twitterの運用方法なども学習できるので、Webマーケターを目指すのであれば、必ず読んでおきたい一冊です。
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届いて開けた瞬間「分厚い!」と思ったのが第一印象です。
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その厚さ約3cm。
ちょっとした辞書くらいの厚さがあります。
マーケティングという分野ゆえにボリュームがスゴイのかな、と読む前から怖気づいてしまいました。
ですが実際は、マンガ風ストーリー仕立てで読みやすいです。
間の解説でより理解を深められ頭に入りやすい。
4ページ目で既にツッコミどころ満載。
とても楽しく学べます。
購入して良かったです。
仕事でWEBの販促関連の業務をしているので、自分のスキルアップを図る為購入しました。
出典:Amazon
早速読んでみると、基礎から応用まで幅広く記載されていのでとても役に立ちました。
特にこの本で紹介されている内容が仕事にも活用できそうなヒントが盛り込まれているので、気付きを得るにはとても良い本だと思います。
値段はそれなりにしますが、コスパは良いともいます。
もっと熟読してどんどん活用していきたいです。
最小の手間で最大の効果を生む! あたらしいWebマーケティングの教科書
あたらしいWebマーケティングの教科書は、現代のWebマーケティングが学べる一冊となっています。Webマーケティングのセミナーを120回以上行っている著者が執筆しているので、これからWebマーケティングを学習したい方や、Web担当者の方におすすめです。
この一冊で、Webマーケティングの基本からコンテンツ作成のノウハウ、SEO対策やリスティング広告の効果的な活用方法が学習できます。ほかにも、SNSやスマホの活用方法などが学べるので、Webマーケティングにこれから取り組む方におすすめの一冊です。
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Webプロモーションを強化するために購入しました。
出典:Amazon
具体的なホームページの言葉や表現だけではなく、
GoogleやYahooの広告、SEOの手法、
そしてLINEやFaceBookによる広告まで網羅されています。
特定の手法に特化した書籍が多いなかで、
現代のWebマーケティングを一通りチェックできるにの役立ちました。
ビジネスでwebマーケティング活用の必要性を感じ、初歩的なことから学べる本を探している中で購入しました。
webマーケティングという言葉を聞いたことはあるけれど、具体的にどのように進めていいかわからなかった私にぴったりの内容でした。
考え方から実践的なノウハウまでわかりやすく書かれています。身近な事例をまじえての内容になっているので、webに対して苦手意識がある方でも、すっと理解できます。
すぐに実践してみようと思います。
出典:Amazon
DSP/RTBオーディエンスターゲティング入門
DSP/RTBオーディエンスターゲティング入門は、Webマーケティングの中でもつまずきやすい、「DSP/RTB」が学べる一冊となっています。DSP/RTBは、「人」を特定して配信する、マーケティング広告の最新テクノロジーです。
本書では、DSP/RTBの基本的な仕組みと、DSP/RTBの活用方法である「オーディエンスターゲティング」の実践方法などが掲載されています。
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少し前の著書なので、2020年現時点では、新しいアドテクノロジーやマーケティング手法の類ではない。 ただ、(例えば)中小企業のマーケティング担当の方には、リスティング広告のみで運用している方はまだちらほらいるのではと思います。 そこからの脱却となる指南書となるのが、本書でないかと思います。 大まかな概要を言うと、すぐにコンバージョンに直結するレスポンス広告(リスティング広告)だけでなく、認知広告(新たなディスプレイ広告)を活用して対象広げて獲得数も広げましょう、ということが書かれている良書です。
出典:Amazon
最近のデジタル広告やターゲット方法について勉強するのに購入しました。
ターゲッティング手法の解説はある程度、業務に携わったことがあればかなり参考になります。
基本的にはあまりビジュアルがないので、超初心者にはお勧めしません。
出典:Amazon
Webマーケティングを始める時に注意するポイント
Webマーケティングを行う上で、気を付けておきたい点について、下記の順で説明していきます。
- 無謀な目標設定をしない
- 質の低いコンテンツを作らない
- 短期間で結果を出そうとしない
上記を一つずつ解説していきますので、参考にしてみてください。
無謀な目標設定をしない
Webマーケティングを行う上で、実現不可能な目標設定は行わないようにしましょう。無謀な目標設定をしても、戦略設計が上手く立てられず、成果を上げられないまま終わってしまう場合もあるからです。
先ほど説明したKPI設定でも、「収益10%アップ」や「ページの閲覧数15%アップ」などの、実現できそうな目標設定を行いましょう。
質の低いコンテンツを作らない
Webマーケティングでは、質の低いコンテンツに注意しましょう。質の低いコンテンツをネット上にアップすると、サイトのイメージが悪くなり、認知拡大や販売促進の妨げになります。
また、サイト内に質の低いコンテンツがあると、ほかの質の高いコンテンツにも疑心暗鬼の目が向けられ、信頼性を失いまう。一度信頼性を失ったサイトは、立て直すのが大変難しいです。なので、質の低いコンテンツは作らないように細心の注意を払いましょう。
短期間で結果を出そうとしない
Webマーケティングでは、短期間で結果を出そうとせず、長期的な目線を持つようにしましょう。Webマーケティングは即効性がある施策ではないからです。
SEOに関していえば、コンテンツをネット上にアップしてから、検索順位の結果が出るまで時間がかかります。また、サイトが立ち上がったばかりなら、ドメインパワーが強くなるまで、ある程度の数を打たなければなりません。
なので、Webマーケティングを行うなら長期的な目線を持つようにしましょう。
改善策を立て検証を繰り返すのがWebマーケティングの仕事
Webマーケティングを行う上では、基礎知識である「4P」や「PDCAサイクル」をしっかり理解しておきましょう。また、目標を設定し、目標を達成するためのプロセスを決め、KPIを設定するのはとても重要な作業です。
さらに、問題点を見つけ、改善策を立て検証を繰り返すのが、Webマーケティングの仕事です。
分析を行うには、「Googleアナリティクス」や「Googleサーチコンソール」が便利なので、ぜひ利用してみてください。