【ハローワーク】トライアル雇用で面接を受けたらボロカスに言われて落ちた話

【ハローワーク】トライアル雇用で面接を受けたらボロカスに言われて落ちた話
  • 「ハローワークのトライアル雇用って実際どんな感じ?」
  • 「普通の就職と何が違うんだ?」
  • 「実務経験が無い職種でも採用される事はあるの?」

筆者は未経験からWebデザイナーになった経験がありますが、過去にハローワークでWebデザイナーのトライアル雇用を利用した実体験を赤裸々に告白します。

タイトルの通り、トライアル雇用で面接を受けたらボロカスに言われて落とされたお話です。

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webデザイナーになるには求人を探す事が必要ですが、ハローワークでは未経験から応募できる求人がほとんどありません。

しかし、転職エージェント「WORKPORT(ワークポート)」では未経験でも応募できるWebデザイナーの求人が数多くあるのが特徴です。

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目次

ハローワークのトライアル雇用とは?

ハローワークにはトライアル雇用という制度が存在します。

職業経験の不足などから就職が困難な方や、これまで経験がない職業に就くことを希望している方が、試行雇用を経て無期雇用に移行することを支援する制度があります。

引用元:トライアル雇用 |厚生労働省

つまり採用する企業はハローワークからお金を貰いつつ、人を雇って正社員にするか判断でき、求職者も実際の職場で働く事ができ正社員になれる可能性があるので両者にとってメリットが多い制度です。

Webデザイナー未経験だと応募できる求人がハローワークだと少ない

当時の筆者は、未経験からWebデザイナーを目指していたのですが、ハローワークの求人ではほとんど「実務経験が●年以上ある人が対象」と記述されており実務経験無しの自分には応募する権利すらありませんでした。

それでも諦めず週2、3のペースでハローワークに行き求人を探しているとトライアル雇用での求人票を見つけたのです。

関連:求職者支援資金融資でお金を借りる時の条件・審査や返済方法など解説

トライアル雇用の面接で不採用だった話

先に結果をいっておきますが、

トライアル雇用で面接までいけましたが不採用でした。

ハローワークでWebデザイナーのトライアル雇用の求人票を見つけました。

条件に実務経験の有無は書いておらず、代わりにポートフォリオサイトを提示できる方が面接の対象者でした。早速、筆者はハローワークの人を通じて面接できるか問い合わせてもらいました。

面接はOKで当日にポートフォリオを持ってきて下さいとの事。

これが初めてのWebデザイナーの面接が決まった瞬間でした。

トライアル雇用なのでまだ正社員になれるか分かりませんが、とにかくWebデザイナーになれるチャンスを掴めました。

トライアル雇用の面接はどんな感じ?

当時、社会人としてほとんど働いた事がない筆者は面接経験はあまり無く、ましてやWebデザイナー志望の面接は初めてだったのでとっても緊張しました。

ネットでWebデザイナーの面接はどんな感じなのか前日からずっと調べてまくって予習は完璧でした。ちなみにこの時の服装は無難にスーツを選びました。

今思えば、無料で履歴書の書き方、面接対策などアドバイスをくれるWebデザインスクールに入れば良かったと少し後悔はしています。独学だと面接など勉強以外の部分もアドバイスを受けることができないので不安な事ばかりです。

面接する会社はWebデザインの製作会社。

オフィス街から少し離れた民家や住宅が多い所にある小さいビルにその会社がありました。

5分前に会社前に到着。

この辺の礼儀はしっかりできている。

会社オフィスはWeb制作会社だけあってカジュアルな感じでお洒落な内装になっていたのを覚えています。部屋はあまり広くなく社員は3、4人程度。

事務員さんに席に誘導され待つ事5分…社長さんが登場しました。

社長のイメージ画像

年齢は30後半か40前半ぐらい。いかにもIT系社長って感じの雰囲気でした。

トライアル雇用の面接内容・質問

自分の履歴書とポートフォリオサイトを提示した

Webデザイナーに転職できた面接の成功術にも書いてますがこの時、前日にポートフォリオサイトを3つある内の2つのファイルを謝って削除し、跡形もなくなってしまうとんだ大失態を犯していました。

奇跡的に残った1つのポートフォリオサイトのプリントアウトした紙を渡し残りの2つは消えてしまったと正直に言いました。

その時の会話内容です。

すいません。ポートフォリオサイトですが残り2つあったんですが、前日に誤って削除してしまい無くなってしまいました

そうか…WEBデザイナーはファイル管理などしっかり扱ってもらわないといけないから、これが仕事だったら大惨事だよ

はい、すいません…

紛うことなき正論を言われ、この時点で採用されるわけがないと心の中で叫んでいました。

相手からしたら、本当はポートフォリオを作ってなかった言い訳にも聞こえるし、本当だったとしてらWebデザイナーとしては致命的なミス。

もう最初から一気にマイナス評価。自分が社長だったらこんな応募者は絶対に採用したくないです。

次に履歴書を見てアルバイトとか具体的に何をしていたのかを軽く質問されました。

そしてどうしてWebデザイナーになりたいかを聞かれ筆者はこの質問は必ずくると思い前日から用意していた渾身のセリフを吐きました。

どうしてWebデザイナーになりたいと思ったの?

はい、学生の頃から物を作るのが好きで将来は形に残る物を作る仕事がしたいと思ってまして、昔からPCが趣味だったので日々新しい技術が発展していくWeb業界に凄く興味と関心があったので色々考えてWebデザイナーになりたいと思いました(ドヤッ!)

なるほど
ではなぜこの会社を選んだのかな?

(反応薄いなぁ…)
こちらで扱っている○○○(企業がバレそうなので伏せます)がとても自分の心に響き、単純に凄いなと感じこの会社で働けたら自分のスキルアップにもなるしこの会社に貢献できるようになりたいなと思ったので応募しました

うん
じゃぁどんな事やりたいの?

主にWebサイトのデザインで将来的にはアプリのデザイン、開発にも携わっていきたいです

なるほどね
うちはWebサイトの作成もしてるし最近はアプリ開発を中心に力入れてるのよ

はい

見てわかる通りうちは小さな会社だから求める人材はある程度の技術力、実務経験がある人が多いの

は、はい

だから未経験の人はちょっと厳しいんだよね

そうですか…

このポートフォリオサイトを見れば君の実力はすぐにわかるよ
制作会社では通用しないね

はい、すいません…(涙目)

えーっとね、ハローワークにWebデザインの職業訓練があるって知ってる?まずそこに行ってみたら?

一応、独学で勉強はしてきました

それでこの実力じゃ無理だよ
ほんとにやる気あるの??

は、はい!
あのー、トライアル雇用からで良いのでこちらで働かしてもらう事はできないでしょうか?

?…あー(何か考えている)
ちょっとトライアルでは今は取らない事にしてるんだよね

そうですか…

正直、この程度の能力じゃどこも雇ってもらえないと思うよ
職業訓練に行ってからまた他の所に面接に行ってみたら?

は、はい…

うちは経験者しか取らないから
何か質問は?

いえ、特に

じゃぁこれで面接は終わりです

ありがとうございました

うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁあ!

合否の連絡はいつするとか言われる事も無く、ほぼダメ出しだけをされて面接は終わりました。

1年間頑張ってWebデザインを独学で勉強したのにここまでボロカスに言われるとは…

確かに求人応募には実務経験必須とか書いてなかったしトライアル雇用での面接希望を伝えて面接に行ったんだけどあそこまで言われるとは思いませんでした。

その場に圧倒されて何も聞けなかったけどもしかして社長はトライアル雇用での面接だと忘れていたのかな?はたまた知らなかった?

未経験だからトライアル雇用で応募したのに…

とはいえ、社長からしたらトライアル雇用でも採用できないレベルの低さだったかもしれないですね。自分の実力の無さを素直に認めるしかありません。

その後、ハローワークを頼らず求人サイトから自分でWebデザイン会社に応募したら無事採用されました。その話については「未経験からWebデザイナーに転職できた面接の成功術」で詳しく解説しています。

トライアル雇用で採用されて正社員になる人の割合は約8割

出典:大阪労働局

筆者の場合はトライアル雇用で雇われることなく終わってしまいましたが、厚生労働省によるとトライアル雇用が終わった後の約8割の人が常用雇用に移行しています。

未経験であっても、しっかり学び、その企業に適応すれば正社員される確率は高まるようです。

トライアル雇用は3ヶ月で、正社員で採用か不採用は企業が決めれるので企業のメリットが多いため、通常に雇うより確率が非常に高まります。

今回、筆者は面接で落とされてしまいましたが、面接まですぐに漕ぎ付けることはできたので書類で落とされ面接までいけない人はトライアル雇用は一つの方法だと思います。

Webデザイナーになるには独学かスクールに通うべきか迷いますよね。時間に余裕があれば独学も有りですが、短い期間でWebデザインの知識を習得したいならWebデザインスクールに通うべきです。

Webデザインは学習する範囲が広いですが、おすすめのWebデザインスクールは生徒一人ひとりに合ったカリキュラムが組まれ、転職サポートも行ってくれるので効率的に学習できます。

参考:ハローワーク

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